6月20日金曜日。
日本時間 午前7時開始。
サッカーワールドカップ「日本vsギリシャ戦」
数多くの国民がテレビの前で一喜一憂したあの日の夜。
そう、ちょうど12時間後の午後7時より「オープン(公開)セッション」がスタートしました。
今回、クライエントとして僕のNLPファミリーセラピーセッションに臨んでいただいたのはEさん(女性)。
Eさんは僕の講座にご参加されるのは初めてで、僕のブログを読んでお越しいただいたお客さま。
Eさんの主な訴えは「(家族以外の)人との関わりを避けたい自分を何とかしたい」というもの。
子どもの頃から人との関わりが、そう得意でなかったというEさん。
頭の中では、人との関わりをいっそ諦めた方が楽だろうなと考えるも、一方で、諦めきれないという自分もいる様子。
根っこにある感情の中核は「(人に対する)怖さ」。
Eさんの主訴のような、いわゆる”対人恐怖”的なカウンセリングセッションでは、僕の場合、1対1による個人セッションと、今回の様なグループ(集団)セッションではアプローチ(援助方法)が異なります。
前者の個人セッションの場合には「怖さ」を感じるきっかけとなった出来事(トラウマ)に焦点を当てたアプローチになっていくことが多く…
他方、グループセッションの場合には、会場でセッションを見ているメンバーもクライエントの援助者の一員として捉え、クライエントが「怖さ」を感じる対象の役割や、逆に「安心感」を感じるような役割など担っていただくことが多くなります。
そして、特に”対人恐怖”的な訴えをグループセッションで援助した場合、クライエントさんは「安らぎ」や「心地良さ」など、これまで「人」に感じたことがないような感覚を感じる機会になっているように援助者として感じています。
今回のオープンセッションでクライエントを援助する役割を担っていただいた美由紀さんのご感想。
今日、私がこの講座に参加させていただいた目的は 心の援助とはどういうことなのか、再度、確認と自分の気持ちを確かめに来たかったという事でした。
人に必要とされる為に 私が出来る支援とはどういう事なのか、考える中、先生の講座に参加できて その気持ちをまた思い出しました。
同じくオープンセッション参加者の健太郎さんのご感想。
どうもっていくのか、どうはこぶのか、勉強になりました。
その場、その場で組み立て、組み換え、セッションをされてるんだろうな。
すごいな~。格好良いなーと思いました。そして、先生の様になりたいなと強く感じました。
同じくオープンセッション参加者のMさんのご感想。
「小さい子どものジブンを見て、どんな気持ち?」のところで涙されました。印象的でした。
同じくクライエントを援助する役割を担っていただいた りょうこさんのご感想。
私が感じていることは、クライエントも同じ様に感じているのでは? という不思議な感覚と 変化している事に気付くという感覚は、オープンセッションならではと思います。
今回、クライエントとしてセッションを受けて下さったEさん、そして会場に足を運んでいただいた皆さん、全員に感謝申し上げます。次回は9月の第三金曜日を予定しています。